三宅編み物クラブ

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2026年7月,8月,9月の新作写真集

作品解説

1 Sakiさん フリルカラープルオーバー 7月完成

使用糸: リネンラミーコットン中細 スチールグレー(108) 380g(8玉)

使用針: 4号・5号かぎ針

レシピ: DARUMA『SUMMER WEAR vol3』(横田株式会社 2025年)より「クロッシェフリルカラープルオーバー」

大作です。

9目長編み、1目穴あきを繰り返したレーシーな模様のドルマンスリーブのプルオーバーです。

基本はこの模様なので簡単に編めそうに見えますが、真四角ではなくパターン通りに曲線になっています。

袖の部分、肩の部分は規則的ではないので注意が必要です。

後ろと前の身頃が編めたら、フリルの襟に入ります。

これがなかなかつける位置が難しい。

ここで目数を正しく編めていないと、図案での指定と合わず左右シンメトリーの美しい形にはならないと思います。

フリルたっぷりですので、目の数としてはかなり多くなり、襟だけでもかなりの時間を要するはず。

身頃同士のとじはぎをしたら、最後は縁編みです。

袖周りと裾周りに細編みをきっちり編み、完成。

縁編みは少しキツめに編むとうねらず、綺麗に見えると思います。

2枚編むので、大きさを揃えるのも忘れずに。

Sakiさんはここまで棒針編みでもかぎ針編みでも、二枚以上同じものを編んで閉じつける作品を多数作ってこられたので、慎重にサイズを合わせ、時にはほどきながら進めてこられました。

その癖をつける事はとても有効です。

慎重にサイズを合わせていく、この姿勢は美しいものを作り上げるには大切なのです。

スチールグレーというシックな色味ですし、穴あき模様もかっちりさっぱりの印象ですが、どこか可愛らしいのはやはりフリルの襟のおかげでしょうか。

仕上げてから着用してレッスンにご参加くださったのですが、下にデニムのキャロットを合わせていて、それがとっても可愛らしくお似合いでした。

作った後それを実際に着る(使う)お姿を見るのが好きです。

作品が生きている感じがするからでしょうか?

可愛がってもらって良かったね!という風にこっそり思っています☺︎


2 Sakiさん レーシーソックス 7月完成

使用糸: ハマナカ ウォッシュコットンクロッシェ(113) 75g

使用針: 3号かぎ針

レシピ: michiyo 『やさしく編めてきれいに見えるニットのふだん着』(文化出版局 2017年) より

「レーシーソックス」

michiyoさんという編み物作家さんの生み出される作品が好きです。

本は2冊しか持っていないのですが、シンプルな編み地ながら形が洗練されていたり、面白い組み合わせだったり、何か自分の持っているものと似ているところもあったりするからでしょうか(畏れ多いのですが)。

Sakiさんが今回このソックスを編まれて、出典である本を見せてくださり、やはりこの作家さんが好きだ、と再確認しました。

そんな編み物の「推し」がいるのは、楽しいことだと思います。

皆さんも本屋さんに行かれたら、是非良いなと思う本を見つけて、更にその作者が関わっている違う本を探し出したりして、推しにならないか検討してみてください笑

このソックス、かぎ針編みというのがポイントが高い。

あまりかぎ針編みのソックスは見たことがなく、棒針編みが多いからです。

かぎ針編みは、レーシーな模様でもしっかりと編めます。

だから、踏みつけてしまう足元にまとうものでもかぎ針編みならすり減ったり編み地を損なう心配はなし。

伝統的な麻の葉模様のようで、なんだか懐かしい感じがするのも良いデザインだと思います。

優秀な仕上がりのこちらの作品はお母様にプレゼントされたのだそう。

綺麗なおみ足のモデルさんはお母様でしょうか?

可愛いワンピースに合わせたり、ズボンの裾からちらりとのぞかせたりといろいろなシーンで活躍しそうです!


3 Aiさん ワンハンドルバッグ 7月完成

使用糸:"SASAWASHI"オレンジ(10)〈ダルマ〉2かせ

使用針:2号かぎ針

レシピ:Aiさんオリジナル

Aiさんのきっちりに編む小さなバッグシリーズ、今回は朱色です。

参考にしたレシピは、エコアンダリヤで編んだフワッとしたもの。

持ち手は、前と後ろに2つ。

王道と言っていいようなシンプルで使いやすいバッグで、三宅編み物クラブのメンバーの方何人も編まれたレシピです。

それをササワシにして、きっちりキツめに編み、しかも今回はワンハンドルに。

これが本当に使いやすそう。

ワンハンドルは、その名の通り持ち手が一つなのですぐひょいと手で持てるので気軽に使えます。

そしてなんだかおしゃれ、小粋に見える。

ただ、ササワシをこれだけキツく綺麗に編むのは指への負担ははかりしれません、、

休み休み取り組まれてほしいです。

でも、、次は何色で編まれるのかひそかに楽しみにしております♪


4 Katsukoさん  リバーシブルコースター 7/11完成

使用糸:"Daily フラッフィングロービング"ピンクホワイト(1),ローズダスト(2)〈オカダヤ〉

使用針:7号かぎ針

レシピ:三宅編み物クラブ

円の練習の本番!

増し目の位置が各段不揃いなタイプの円です。

増し目の位置が揃っていると、大変楽に編めるのですが、そうすると増し目のところで角ばってくるのです。

ですので、往々にして、滑らかな円形にしたい場合は、増し目の位置が揃わないようにします。

一段ごとに半分ずらすレシピなども多いです。

今回のこちらのレシピは本当に不揃いで、ここまで難しいのはない最強レシピ。

これをクリアしたらもう他所のレシピは怖い物なしだと思います。

Katsukoさん、よく着いてきてくださいました!

しかも、2枚同じものを同じサイズで編むという難しさもありますが、この通りキッチリ綺麗に仕上がりました!

これからはレシピと並行で、市販のレシピなどにどんどん挑戦してほしいと思います。

円を編めるとたくさんの素敵な作品が生み出せますから❤︎


5 Katsukoさん スヌード 7/11完成

使用糸:"きまま"(シルク100%)80g、"ニッティングバードの一期一会糸"70g2本取りで 〈knittingbird〉

使用針:4号かぎ針

レシピ:Katsukoさんオリジナル

三宅編み物クラブで大人気の模様編みがあります。

それがこちらの編み方で、1つの細編みに対して細編みと長編みそれぞれ1目ずつ入れていきます。

それが一つの小さな細長い扇形みたいになり、往復で編むと互い違いに扇形が入り込むので、可愛いポコポコとした模様になっていきます。

初めはAiさんが太い糸でのスヌードを編んだのが始まり。

出典は今ではわからなくなってしまったのですが、そのページのコピーだけは大事にしまってあります。

今回Katsukoさんは、ニッティングバードという糸屋さんで購入された素敵なシルク100%の糸と、細い麻の何本か混ざった糸(工場の残糸を取り混ぜた糸)を組み合わせました。

たくさんの正に一期一会の糸ばかりの中、この糸をチョイスされたKatsukoさんのセンスに脱帽です。

クリーム色と白の組み合わせは、私自身とても好きなので、この糸たちを見せてくださった時は心が正に踊りました。

そして、この大人気の編み方で緻密に編まれたスヌードが出来上がり、今度はKatsukoさんがボタンを見せてくださった時もまたあまりにも素敵で心でうなりました。

鹿の角から作られたそのボタンは、素朴でポツポツと小さな気泡が入っていて、麻やシルクの天然素材の糸とピッタリ。

スヌードですが、ボタンをとりはずせばショールやマフラーとしても使えます。

夏のお出かけに重宝しそうですが、シルクなので冬でも温かくお使いできると思います。

ご自宅で撮られたお写真も素敵そのもの。

次回の展示会で是非こちらを出展されたら、とお声掛けしようと思っています。

皆さんに是非見ていただきたい作品です。


6 Marieさん スクエアビーズブレスレット 7月完成

ビーズ:3×3×3 SB142〈ミユキビーズ〉

糸:パトラDX ココアブラウン(517)〈エクトリー〉

使用針:4号かぎ針

レシピ:下田直子『手芸のイデー』(日本ヴォーグ社 2018年)のアレンジ

スクエアビーズのブレスレット、Marieさんも何作品も制作されています。

一つ作ると、今度はあの色のあのビーズで編みたい!と次々に編みたくなるものです。

華奢すぎず、大袈裟でもないこのスクエアビーズのブレスレットは、さりげないオシャレのアクセントになります。

その日の気分で、また洋服に合わせて、またはブレスレットから洋服を考えたりできますね。

今回は薄い紫色のビーズにココアブラウンという色のピンクがかった茶色の糸を合わせました。

この組み合わせは、コロナ禍に私もいくつか作って、友人達にプレゼントし、大変喜ばれました。

可愛いけれど、可愛すぎない組み合わせが素敵です。

夏も素敵ですが、秋にも活躍しそうなカラー。

出来上がりました!と見せてくださったこのブレスレットを見て、可愛いなぁ自分の分も作ればよかったなぁ、と思いました。

いつもながら、きっちり綺麗に編めています✴︎


7 Nikkiちゃん  楕円のマット 7/18完成

使用糸:"アクリル毛糸"レッド(17),エルムグリーン(22)〈DAISO〉

使用針:6号かぎ針

レシピ:三宅編み物クラブ

楕円の練習の第一弾、長編みで編むマットです。

楕円形に編む練習は、やらなくてもいいといえば不要なものです。

実際、私も編み物を始めて自己流でやっていた時も、レースの学校に行ってレース検定に向けて勉強していた時も、楕円は編まなかったように思います。

楕円を編むようになったのは、おそらく夏糸でバッグを作り出してから。

その時に、なるほど!長方形に半円を両側にくっつけた形と捉えるとよいのか、と発見しました。

本に書いてあったわけじゃないこの法則がわかると常に緊張して編まなくていいので、間違いが少なくなります。

その後、楕円を少し変形させたルームシューズもたくさん編んで鍛えられました。

楕円は、ポイントを掴めば難しくはなく、バッグの底や楕円そのものを半分に折ったバッグ、また編みぐるみなどで活躍する編み方です。

細編みで編む場合は、現在どこを編んでいるのか分かりづらいので、初めは長編みで編む楕円に挑戦して欲しく考案したのがこちらのマットです。

Nikkiちゃんが楕円のコースに入って、このマットを編む糸をこんな可愛い取り合わせにされた時、ウキウキしました。

いちごのようなトマトのような色合いは無条件で可愛い。

楕円の法則をしっかり掴んで、次の作品に挑戦してほしいと思います♪


8 Harukaさん 玉編み模様のコースター 7/25完成

使用糸:"natura"アイボリー(35)〈DMC〉

使用針:6号かぎ針

レシピ:三宅編み物クラブ

三宅編み物クラブのテキストは、当初キッズクラスの生徒さんたちに向けて開発したものでした。

お子様たちは、好きなように進んでいいよ、と言っても、まだ経験が少ないので、どう進めばいいのかわからないものです。

そう言った小さな子たちに、少しずつレベルアップできるようテキストを開発しました。

大人の方は自由に。子どもの方は真面目に。

ですので、このテキストを大人の方が取り組むと少々飽きてしまうかな?と思い、ここはとばしても良いかなと思うレシピになると、次に行きましょうか、と促す時があります。

Harukaさんは、そんな時もいつも「いえ、編みます」ととばさずに取り組まれてきました。

そんなお姿がとても印象的です。

若いのに殊勝だなぁと思うのです。

一つ一つの作品に小さなステップアップの要素が隠れていて、そこに気付けて編める。

すると、だんだんと難しい作品に無理なく取り組めます。

今回のコースターは今までの集大成と呼べる作品です。

四角くきちんと編む事、減らし目で習った事を応用した玉編み、編み入れる目の取り方、そして初出の中長編み。

Harukaさん、中長編みという厄介な編み目(頭がわかりにくいのです)に苦労しながらも、編み上げることができました!

またこのnaturaという糸、とっても可愛いのですが、割れやすくその意味では編みにくいのです。

でも仕上がりはこの通り綺麗!

Harukaさんが丁寧に編み進めたという証拠です❤︎


9 Yuzukaさん マーガレットポットホルダー 7/25完成

使用糸:""レース糸#20"赤(10)〈ダルマ〉、"エミーグランデ"ライトグレー(484)〈オリムパス〉

レシピ:村林和子『Life with Motifs モチーフがいっぱい』(文化出版局 2001年)

マーガレットやデイジーのお花の形に編むこのての作品は伝統的なパターンだと思われます。

遠い昔の幼少の頃、親戚の家で年老いたおばあさんが編まれたマーガレットのお座布団を見た記憶があります。

次にマーガレットの作品を見たのが、編み物クラブメンバーのRinaさんのお宅にお邪魔した時。

お茶をいただき、そのコースターとして細いレース糸で編まれたのがこのパターンでした。

そこでマーガレット柄は可愛い!と再確認。

同じくメンバーのAiさんが、こちらと似たパターンのひまわりのポットホルダーをダルマのレース糸で何十枚も編まれたのは記憶に新しいところです。

縁取りの色との組み合わせを考えるのも楽しいこのパターン、YuzukaさんはAiさんの赤い糸を譲り受け、薄いグレーと合わせました。

レース糸はおそらく初めての挑戦でしたが、こんなに綺麗に完成。

2枚合わせて縁取りをしますので、厚みもあります。

この厚みが何とも言えず可愛いのです。

編み方はすぐマスターしてしまうYuzukaさん。

次は同じくデイジーのパターンでバッグに挑戦!

乞うご期待です♪


10 Aiさん ちいかわ うさぎあみぐるみ 7月完成

使用糸:"ピッコロ"黄色(41),白(1),ピンク(40)、"ティノ"黒(15)〈ハマナカ〉

使用針:2号かぎ針、4号かぎ針

レシピ:「ちいかわあみぐるみキット うさぎ」〈ハマナカ〉より

ちいかわのうさぎの編みぐるみ、2作目です。

一つ目を編んだところ、ある日ある人から欲しい!と熱望されたそうです。

そしてAiさんは快諾。

お人柄の良さが偲ばれます。

キットには充分糸が入っていて、3つは編める量でしたが、同じものをもう一つ編むのは決して楽な事ではありません。

小さなパーツはなんといっても編みにくい。

おまけに、楕円形が多く、編んでいる現在地が分かりにくい。

小さな作品なれど、サクサクとは編めないのです。

この作品を見られた方が、同じキットで今度はちいかわを購入されました。

近々仕上がりそうですので、お楽しみに❤︎
















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